母さんいつも言っているでしょ

子供がやりたいと言

子供になってしまうのも不思議ではありません。本当の意味での奉仕とは、それによって報いを期待しないことなのですが、それができません。抱きかかえようとしているときに、子どもが独立心を示しますと、それを喜ぶことができません。
このことは、古い時代の母親についても言えましょう。丹精して育て上げた息子のところに来た嫁をいじめるような母親です。そのような母親は、息子を自分の所有物と考えていましたから、二人が仲よくしていますと、嫁に息子をとられたように感じてしまうのです。本当に子どものためを思う母親であれば、若い二人が仲よくしているのを見て、本当によかったーと思うはずです。

小学校の上級生ぐらいになる

そこで、お母さんにとって考えてみなければならないことは、自分が子どもを本当に愛しているかどうか--ということです。自分は、本当に子どもを可愛がっていると思っているお母さんでも、もう一度、それが利己心と結びついていないかを検討してほしいので
す。例えば、子どものよい発育を望む場合にも、自分がそのことによって他人からほめられたいと思っているかも知れません。そうまでは思わなくても、誇りたいと思うことがあるでしよう。子どもの性質についても、他人からよい子と言われることを期待する気持が動いていないでしょうか。さらに勉強のこととなると、お宅のお子さんはよくできるので、羨ましいわねと言われたときに、あやしく動く心の影がないでしょうか。子どもの心の底にしみて

中学生の八〇パーセント以上

中学校へ入学して柔道をやった。その逆に、成績が悪い子どもに対して持つ気持の中に、親の名誉心を傷つけている子ども-といった思いがないでしょうか。
子どものために心配している-と言いながら、その心を深く切り開いてみますと、意外にも、自分のこと、つまり利己心とか虚栄心とかがひそんでおり、それが大きな力を持っていることに気付くでしょう。
の器を大きくしよう本当に愛する-ということは、何なのでしょうか。考えれば考えるほどむずかしいことです。ですから、古くから思想家などが愛とは何かについて追求してきました。それは、その子どものためには犠牲になってもいいと思う心に通じるのではないでしょうか。
他人から強いられた犠牲は悲劇ですが、自分から求めた犠牲は愛に結びつくものです。
愛に関連して、奉仕とか犠牲とかいう古めかしいことばを引き合いに出しました。

母親とのスキンシップが足

子どもは知ります。
この奉仕や犠牲は、決して子どもを過保護に扱うことではありません。子どもの心になってみるということに始まります。これを、私どもは受け容れること受容と呼んでいます。あるいは、子どもの立場に立って考えてみること!といってもよいでしょうが、考えること以上に大切なことは、感ずることです。子どもの感情がわかる-ということです。これを共感的理解と呼んでいます子どもを受容する心があれば、親にとって気に入らないような状態を示す子どもであってもすぐに叱ったりすることはなくなります。どうして気に入らない状態を示すようになっているのだろうか--と考えます。そういう努力によって、不安になっている子どもの感情が伝わってくるのです。
子育て法紹介として楽しく読める。

成長してきたことはすでに述べました。

それとともに、気に入らないという自分の気持が、意外にも自分本位の狭いものであったかにハッとさせられることが多いのです。そのようにハッと気付くかどうかは、お母さんの人格にかかわっているのですが、その人格を育てる一つの基盤として、子どもの発達について知識をもっているかどうかが問われなければなりません。
親になる者は、子どもの発達について勉強し、それに対して国家試験をした上で、親になれる免許状を出すべきだ-というのが、私の長年の主張です。それは、親には子どもを教育する義務が負わされているからでもありますし、発達について勉強していない親によって受ける子どもの被害が余りにも多いからです。とくに、発達にともなって子どもの姿は変わっていきますから、その変化について知っていないと、それに対応する養育態度がとれないからです例えば、自発性が順調に発達している子どもには二歳から三歳にかけて第一反抗期が現れますし、七、八歳頃には口答えが多くなります。

子育てのゴール

小学校段階にあって
このことを知っていれば、反抗や口答えが現れてくることを、楽しみに待っていることができますし、それが現れてきたときに喜ぶ気持になるでしょう。もし、そのことを知らない母親であると、反抗されたり口答えをされると、悪い子だ!と言って叱ったり叩いたりするでしょう。発達を理解している母親と理解していない母親とでは、このように養育態度がちがいますし、養育態度のちがいによって、子どもの人格形成も右か左かに分れていくでしょう。


中学校へ入学して柔道をやった。 子どもは自分で深く確かめる。 母さんが間違いやすい